2010-01-01 ラウティング ラウティングは、ジョブが工場内で処理される順序を表わしたものです。最初にどのステーション(=装置群)で処理され次にどのステーションで、その次にどのステーションで、という順序を示します。 この図ではラウティングは、ステーションA→C→D→F→完了、がラウティングです。通常ラウティングは、ジョブが属する製品によって決まります。 ラウティングが指定するのはステーションです。ステーションの説明を見ていただければ分かりますように、ステーションは一般に複数の装置から成ります。ジョブは次にどのステーションに行くべきかを指定されますが、その中のどの装置を選ぶかは、事前には決められていません。一般にはその時に空いている装置を選びます。 上の図ではジョブは各ステーションに多くて1回しか訪れないようなラウティングですが、同じステーションを何度も訪れるラウティングも可能です。 たとえば、ステーションA→C→D→B→C→D→F→E→F→完了、というラウティングです。