☆リトルの法則

リトルの法則というのは

が成り立つ、という法則です。


この法則が成り立つことは、サイクルタイムスループットが一定値の場合であれば、以下のように考えれば直感的に分かります。

サイクルタイムとスループットが一定の場合

  • ある生産ラインを考えます。このラインでのジョブサイクルタイム(CT)は10日、そしてそのスループット(TH)は2日で1ジョブ、すなわち1/2(ジョブ/日)であるとします。この時の各ジョブがラインに滞在する様子を横軸を時間にして下の図のように表しました。図中の空色のひとマスが1日を表しています。


  • この図ではWIPは図を縦に見た時のジョブ数になります。この図からWIPがCT*TH=10*1/2=5(ジョブ)になるのは直感的に分かると思います。

サイクルタイムとスループットが変動する場合

この時にリトルの法則が成り立つ理由については

をご覧下さい。